毎日放送はこのほど、大阪市北区茶屋町周辺をサービスエリアとするミニテレビ局「茶屋町TV」を開局した。
これは、地上デジタル放送用電波の中で使われていない周波数帯域を使用する「ホワイトスペース特区」制度を利用したもので、在阪民放テレビ局では初めて。約2年間をかけて新しい実証実験に取り組んでいく。
具体的には、8日から10日まで同社が開催した「ちゃやまちハッピーアワー祭〜はじめまし展2011秋〜」の模様を生中継。番組を放送する電波に、番組とは全く別のデジタルコンテンツを同時送出して、本社をはじめ周辺6カ所に設置した「デジタルサイネージ」で制止画を見せるという全国初の試みを行った。
なお、今後は周辺の店や情報を伝える録画番組を中心に放送、11月中旬には再び生放送を行う予定。
(全文は2011/10/12発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)