民放連は29日、「平成24〜26年度NHK経営計画」に対する意見をNHKに提出した。
意見の概要は次の通り。
一、V-Lowマルチメディア放送におけるNHKの「先導的役割」=地上ラジオ放送のデジタル化という側面も併せ持つ「V?Lowマルチメディア放送」にNHKが参入し、ハード・ソフト両面にわたって公共放送としての先導的役割を発揮することで、同放送の立ち上げや普及を積極的に推進することを期待する。
一、受信料外収入の拡大=NHK子会社の「NHKエンタープライズ」は、動画共有サイトに営利目的でNHKの過去番組を提供し、対価を得ている。当該動画共有サイトは、独自の広告をNHK過去番組の隣に付すことによって広告収入を得ている。脱法的とも言える行為であり、放送秩序を毀損するものと考える。放送法の趣旨から、間接的であってもNHKや子会社等が広告収入を得ることは厳に禁止されるべきであると考える。
(全文は2011/9/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)