民放連の広瀬道貞会長、NHKの松本正之会長は24日のアナログ放送終了に関する共同記者会見で要旨次のように語った。
▽広瀬道貞会長=本日正午に予定通り全国の民間放送局の中で東北3県を除く115局がアナログによる番組の放送を終了した。3県12社は独自のアナログ波で番組を流し、デジタルとアナログのサイマル放送を継続するが、デジタル化は順調に進んでいる。今回のテレビのデジタル化では、本当にたくさんの方々のご支援を賜った。なかでも大変なご迷惑をお掛けしたのは、視聴者の方々に安くはない買い物をお願いしたこと、デジタルテレビへの買い換えの宣伝をした件だ。そのようなこともあったが、大変理解を頂き無事本日を迎えることができた。私たちはアナログ停波をPRしたが、サイレント層の皆様にも万全のフォローをすることが私たちの最後の仕事だと思っている。全国の中継局を立て替えるという作業には、大変なお金がかかっていると伺った。それに比べて、視聴者の出費は数倍する大きさだった。私たちは視聴者の皆様に満足していただけるデジタル放送をしていかなければならない。最後に、忘れてはならないが、民間の衛星放送であるWOWOWのアナログ放送も本日無事にアナログ放送の終了に成功している。
(全文は2011/07/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)