日本テレビの細川知正社長は5月30日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、視聴率はゴールデン、プライムについてはいくつか結果が出ているが、全日がいまひとつである。
一、前期の決算は比較的うまくいったという実感を持っている。3月11日の大震災もその影響は決して小さくはなかったが、限定的というのが実感だ。全体的に放送収入は前年度を超えた。放送外収入は映画のスケール感が前年度より小さいこともあり、全体的には微増収増益という形になった。今期への影響だが、上期のタイムのセールスは3月11日までには終わっている。したがってタイムに関しては上期への影響はない。しかし、単発セールスが好調ではなくネガティブと言える。スポットは今年度は多少前年度を上回るだろうという期待を持っていたが、大災害により4月半ばのセールスで急ブレーキがかかった。
(全文は2011/06/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)