馬場俊英のデビュー15周年、通算10枚目となるアルバム「HEARTBEAT RUSH」(ワーナーミュージック・ジャパン、13日)に、周囲からアーティストとしてのさらなるジャンプアップとヒットへの期待が高まっている。
馬場俊英(としひで)は、埼玉県出身、44歳のシンガーソングライター。96年にフォーライフミュージックエンタテイメント(FL)よりメジャーデビューしたが00年に契約終了。5thアルバム(自主レーベル)収録曲をコブクロがアルバムで取り上げたことから、大阪万博公園でのイベントで彼らと共演、1万5千人に馬場俊英の音楽をしっかりと浸透させた。05年に再びFLと再契約。07年4月29日に大阪城野外音楽堂でのライブ(数分で完売)を実現させ、同年大晦日には第58回NHK紅白歌合戦に初出場した。08年にWMJに移籍、09年には夏の甲子園大会歌「栄冠は君に輝く」の歌手に選ばれ、その後も多くのタイアップソングのリリースやライブ(大阪城ホールほか)を積み重ね、2月21日にデビュー15周年を迎えた。
新作アルバム収録曲は13曲。「悲しみよ、明日の星になれ」(関西テレビ「プロ野球中継2011」テーマソング)や「私を必要としてくれる人がいます」(NHK土曜時代劇「桂ちづる診察目録」主題歌)など最近のタイアップソングが7曲も含まれていることからも、馬場の音楽性の高さへの期待が読み取れる。さらに、馬場にとって初のカバーとなった尾崎豊の楽曲「僕が僕であるために」が11日スタートのテレビ東京系ドラマ「鈴木先生」エンディングテーマであることも、注目要因のひとつになっている。
(全文は2011/04/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)