日本音楽著作権協会(JASRAC)は8日、東日本大震災の被災者の支援、及び被災地の復興のために義援金3000万円の拠出を決定(本紙4月1日付で詳細)したことに加え、同協会の会員・信託者から義援金を募ることを発表し、会員・信託者に要旨次のように呼びかけた。
「会員・信託者の作品の分配使用料の一部を復興支援のために拠出する仕組みを設けた。この措置は義援金の募集に加えて、3ヵ月ごとに分配される著作物使用料の一部拠出により、今後の被災地の復興に向けた継続的な支援を行うことを目的としている。拠出する範囲(作品、期間、支分権など)は、会員・信託者自身の希望により特定する。義援金寄付先は、国または地方公共団体、日本赤十字社等」。
JASRACはまた、震災支援目的のチャリティーコンサート等に関して、著作物の演奏利用、及び当該催事に付随するプログラム、チラシ等の出版利用が無償許諾となる範囲を明確化した。
(全文は2011/04/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)