本紙既報(2月16日付)の通り、JVC・ケンウッド・ホールディングス(JKHD)の取締役会において、日本ビクターやビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメントなどビクターグループが保有する株式の売却を決定、総合物流会社であるSBSホールディングスを親会社とするティーエルロジコム株式会社(以下TLロジコム)の傘下となった日本レコードセンター株式会社(以下NRC)が、4月1日を期して次のような新体制となり新たなスタートを切った。
NRCは既報のように昭和53年に創業。オーディオレコードやビデオソフト、店頭販促物等の物流会社として、5年後に設立されたジャパン・ディストリビューションシステム(JDS)と共に国内パッケージソフトの物流を二分してきたが、近年のパッケージソフトの低迷と共に取り扱い量が激減。昨年4月からビクター製品の物流を担っていたビクターロジスティックス(現VLロジネット)を譲り受けていたTLロジコムと交渉を進め、NRCのビクター所有株式の全株をTLロジコムに譲渡することで合意、4月1日を期してTLロジコム傘下のオーディオ・ヴィジュアルソフト物流会社として新たなスタートを切ったもの。
(全文は2011/04/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)