ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)は、同社に所属する元オアシスのリアム・ギャラガー率いる新バンド「ビーディ・アイ」の呼びかけで実現した英国での東日本大震災チャリティーイベント「ジャパン・ディザスター・ベネフィット」が現地時間の4月3日にブリクストン・アカデミーで開催されたと発表した。
これは、オアシス時代から何度も日本を訪れているリアムの「古くからの友人である日本のために何かしたかった」という思いを実現するため、地震発生から10日後の3月22日に同イベントを発表し、さらに12日後に実際に開催したもの。異例のスピード開催となった同イベントには、ビーディ・アイの呼びかけに賛同したポール・ウェラーをはじめ、プライマル・スクリーム、ザ・ヴァーヴのリチャード・アシュクロフト、ブラーのグレアム・コクソン(ギター)、ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズらが参加。ステージ後方のスクリーンには日の丸が掲げられ、ビーディ・アイのデビューアルバム(ディファレント・ギア、スティル・スピーディング)収録曲など全曲が演奏され、イベント最後の曲として、彼らとしては初披露となったビートルズのカバー曲「アクロス・ザ・ユニバース」も歌われた。オリジナルではジョン・レノンが歌う同楽曲は「何も自分の世界を変えることはできない」というメロディーが印象的な作品で、まさにビーディ・アイから日本に向けられた応援ソングになったという。
(全文は2011/04/08発行の「連合通信レコード速報」に掲載)