日本レコード協会(RIJAJ)は1日、09年度からSP盤音源のデジタル化と国立国会図書館への納品を推進している歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC。代表幹事=佐藤 修RIAJ顧問)が、事業全体の納品予定数の半数にあたる2万5千音源のデジタル化と納品を、10年度末(11年3月末)までに完了したと発表した。
かつては時代の世相を伝える録音メディアとして重要な役割を担っていたSP盤等が、時代の経過と共に、昨今、散逸・消失或いは劣化し始めている。このことを受け、歴史的・文化的資産であるこれらの音源を保存し、広く国民に公開、伝承することを目的として、07年4月27日、日本放送協会(NHK)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、日本伝統文化振興財団、映像産業振興機構(VIPO)、日本レコード協会(RIAJ)の6団体が、「歴史的音盤アーカイブ推進協議会」を設立した。
(全文は2011/04/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)