日本レコード協会(RIAJ)は21日、2010年11月度のレコード生産実績をまとめ、次のように発表した。
これは協会会員社全社の出荷実績を集計したもので、11月度(11月1日〜30日)の月次実績は、音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)の数量が前年同月比99%の2736万枚・巻、金額で同95%の298億円にとどまった。このうち、オーディオレコードは数量で同107%の2280万枚・巻と前年実績を上回ったが、金額では同93%の238億円にとどまり、最近伸び悩む音楽ビデオは引き続き数量は同73%の457万枚・巻にとどまったが、オーディオとは逆に高額商品が多かったこともあって金額では同107%の60億円と久々に前年同月実績を上回った。
しかしながら、これを累計(1〜11月累計)実績でみると、オーディオレコードは数量で前年同期比99%の1億9364万枚・巻と、シングル盤の久々の二桁伸長もあってほぼ前年並みの実績にあるが、金額では同89%の2059億円と大きく後退。近年、順調に伸びてきた音楽ビデオも今年度は数量で同76%の4157万枚・巻、金額で同86%の513億円にとどまっており、音楽ソフトの11月度累計実績は数量で同94%の2億3521万枚・巻、金額で同88%の2573億円となった。
(全文は2010/12/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載)