日本芸能実演家団体協議会の実演家著作隣接権センター(CPRA)は13日、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)に委託し、インターネット・ユーザーを対象に、"インターネット・ユーザーは、タレント・アーティストの肖像をどのように考えているか?"を探る「肖像使用の実態・意識に関する調査」を実施し、調査結果報告を取りまとめた。過去に、このような調査を実施し、広く公表された例はない。
今回の調査(PC調査・18〜49歳=7月16〜20日、モバイル調査・中高生=7月23〜27日)では、タレントやアーティストなど著名人の画像を、雑誌などからスキャンして無断でサイトに投稿・掲載したことがある中高生は約3人に1人にも上った。その理由は「著名人が好きだから」や「その著名人の存在や魅力を多くの人に知らせたいから」が約半数を占めた。しかし、このような行為の中には、画像の著作権を侵害する行為が含まれており、知らないうちに中高生による違法行為が日常化している実態が窺われ、現状放置は将来的に大問題となるおそれもある。
(全文は2010/12/15発行の「連合通信レコード速報」に掲載)