キングインターナショナル(天沼澄夫社長)は1日、東京・目白の椿山荘で、海外レーベル首脳や取引先、関係者など150名を招き、盛大に創業20周年を祝った。
同会の第1部では、自社アーティストのジュメルによるピアノ・ディオやエリカ・ヘルツォークのピアノ・ソロ、世界的な名声を博す鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのモテットが演奏された。
また、第2部のパーティでは冒頭、天沼社長より次のような謝辞があり、同社の更なる発展に向けた意気込みが披歴された。
「キングレコードの子会社としてクラシックの輸入盤会社が設立され20年を経過したが、皆様の協力で順調に発展できた。今や取扱レーベルは300を超え、35000点のタイトルを流通させるに至っている。時代は単品大量販売から多様性を求め、少量でも良質な音楽を求めている。この輸入盤をベースに、市場に合わせて展開できる我が社は専門性において強みを持っている。また海外との深い信頼関係も財産である。会社の売上げの中で30%近くはそうしたレーベルとのコラボによるもの。今後も顧客の創造を目指して邁進したい」。
(全文は2010/12/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)