日本レコード協会(RIAJ)は21日、2010年9月度のレコード生産実績を発表。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオを合計)の月次生産実績は数量で前年同月比77%の1932万枚・巻、金額で同71%の227億円にとどまった。
この内訳は、オーディオレコードが数量で前年同月比83%の1574万枚・巻、金額で同76%の175億円、音楽ビデオは数量で同57%の359万枚・巻、金額も同57%の52億円と前年を大きく下回った。これは、昨年同期には嵐や東方神起の大型商品があったが、今年はそれに匹敵する有力商品がなく、昨年に比べ半減する結果となった。
この結果、1〜9月の累計実績はオーディオレコードが数量で前年同期比97%の1億5041万枚・巻、金額で同87%の1618億円、音楽ビデオが数量で同80%の3324万枚・巻、金額で同91%の413億円と伸び悩み、音楽ソフトの累計実績は数量で同93%の1億8364万枚・巻、金額で同88%の2031億円と、前年同期に比べ約277億円もの減少となった。
(全文は2010/10/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載)