徳間ジャパンコミュニケーションズの篠木雅博社長は5日、本社会議室で記者会見し同社のミノルフォンレーベルと、今年7月に一般社団法人となった日本歌手協会がレーベル提携し、その提携第1弾作品として、菅原洋一の2年ぶりの新作となるシングル「ビューティフルメモリー」と、泉堅の新曲「大切なあなただから」を10月6日に発売。以後、毎月1〜2作品を定期発売していくと発表した。
この歌手協会との提携について、篠木社長は「アメリカ音楽と若者至上主義でずっとやってきたわが業界も、ここにきて大きく変わってきた。残念ながら音楽が使い捨てのようになってきたが、一方で、心から歌を愛する大人の世代も大勢いる時代になってきた。そうした大人が増えた今、原点に戻り、歌手協会と手を組んで、本物の歌を届けることにもう一度挑戦することになった」と経緯を説明。日本歌手協会の田辺靖雄代表理事も「一般社団法人となった今、我々(協会執行部)も、もっと会員の皆さん(約600名の歌手が参加)のためになることをやっていかなければならない。それは、何といってもCD(レコード)を出すこと。これは何歳になっても変わらない。歌手の原点であるCD化の道が今回の提携によって開かれた」と、徳間ジャパンの協力に感謝した。
(全文は2010/10/08発行の「連合通信レコード速報」に掲載)