オリコンは23日、去る16日に公表した「2010年上半期（12月28日〜6月27日）の音楽ソフトマーケットレポート」に続いて、「上半期マーケットレポート〈映像ソフト編〉」を発表。音楽ソフト（シングル／アルバム／音楽DVD）レポートと同様、全国約33260店の小売店やインターネット通販、イベント会場販売等のデータを基に、映像ソフト市場の10年上半期実績（推計値）をまとめ、発表した。

　まず、映像ソフト市場の総売上額は1437億5千万円で、対前年同期比111％と二桁伸長を示しただけでなく、年末商戦を含む09年下半期の1442億円とほぼ同等の好成績となった。

　この要因は、通年で06年から09年にかけ4年連続で前年割れを続けているDVDが、1209億92百万円で前年同期比101・7％と、09年下半期に続いて前年同期比増を示し、これにブルーレイ（Blu-ray Disc＝以下BD）が半期実績227億59百万円、前年同期比216・7％と引き続き大きく伸長。DVD市場の縮小に歯止めがかかったことで、BDの伸びがそのまま映像ソフト市場全体の伸びとしてプラスオンされる形となった。ちなみに、数量的にもDVDは前年同期比104・3％の2504万枚、BDは同241・6％の337万枚で、合計で同111・9％の2841万枚となっている（いずれもオリコン調べ）。

（全文は2010/7/26発行の「連合通信レコード速報」に掲載）