日本映像ソフト協会(JVA)は本紙既報の通り、会員ソフトメーカーの出荷実績を集計した2012年上半期のビデオソフト売上統計を発表。既報の「販売用」に加え、「レンタル店用」のビデオソフト年上半期(1〜6月)実績を次のように発表した。
まず、レンタル店用全体の総売上金額に占めるDVDとブルーレイの比率(構成比)は、93・7対5・3で、依然として圧倒的にレンタル市場ではDVDの比率が高い。ブルーレイのレンタル売上は19億16百万円で前年同期比167・3%と伸長しているものの、構成比は未だ5%台と低く、DVDのレンタル売上が344億95百万円で同92・5%と、前年同期の104・9%から再び減少に転じたためレンタル店用全体が前年同期を割り込む結果となった。
レンタル店用のジャンル別売上は、全体では「洋画」が構成比1位の23・1%を占め前年同期比116・1%と好調に推移した。しかし、2位(構成比18・7%)の「日本のアニメ(一般向け)」が同97%と割り込み、続く3位の「邦画」も構成比11・8%、前年同期比62%、4位(11・7%)の「海外のTVドラマ」も同80%と大きく割り込んだ。これに対し、5位(11・3%)の「アジアのTVドラマ」は103・8%、6位(9・4%)の「日本のTVドラマ」も109・5%と前年実績を上回ったが、全体を押し上げるほどではなかった。
(全文は2012/09/10発行の「連合通信レコード速報」に掲載)