キングレコードと銀座山野楽器は20日夜、SUGIレーベルから4月25日に同時発売された2枚のアルバム「弦楽のための『舞曲』2007」と「組曲『兵士の物語』/I・ストラヴィンスキー」を記念する「すぎやまこういちの世界!」と題したトークイベントをJamSpotで開催。同作たけでなく、既にレコーディングを終えたというライフワークの"ドラクエ"最新作(ドラゴンクエストX)のテーマ音楽等についても言及した。
最新アルバム「弦楽のための『舞曲』2007」については、まだ周りにはピアノなど無かった高校生の頃、近所にあったバレエ団(谷桃子バレエ団)の依頼に応じて初めて作ったという「子供のためのバレエ『迷子の青虫さん』」(横山幸雄ピアノ)や、「独特な音階を持ち、中国政府が言うような"同じ文化圏"(中国文化圏)では断じてない沖縄の民族音楽をベースに作った」という「チェロのための『OKINAWA』」などの聴きどころを自ら解説。さらに、自らの作曲論として「私は理論では音楽は作らない。一連のドラクエ作品も、頭に浮かんだメロディーを連ねた結果で、5分ぐらいで出来上がった曲こそが良い楽曲だと思っている」などの持論を展開。
(全文は2012/6/25発行の「連合通信レコード速報」に掲載)