日本映像ソフト協会(JVA)は6月11日、2012年度通常総会を開催し、2011年度事業報告・決算報告と共に2012年度(12年4月1日〜13年3月31日)の事業計画・収支予算案を原案通り承認。総会終了後に協会本部で、桐畑敏春会長、後藤健郎専務理事・事務局長、伊藤和彦管理部長、上田直子管理部次長兼広報課長が出席して記者会見を開き、2012年度事業計画の概要を明らかにした。
▽桐畑敏春会長(概要)
昨年のビデオソフト市場は、前年比98・0%(売上金額2610億84百万円)とやや前年を割り込んだ。今年の1〜4月までの実績は99・7%と前年並みだが、DVDが88・6%であるのに対しブルーレイ(BD)が150・6%と勢いを増している。特にセル市場では日本のアニメや洋画、日本の音楽ビデオなどを中心に伸長している。今年はその他のジャンルを伸ばすことでBDの市場拡大を図りたい。レンタル市場においてはDVDとBDの構成比は95対5でまだまだDVDが主流。テレビ放送がデジタル化され、高画質画像がスタンダードとなっている環境の中で、レンタルにおいても高画質高品質を提供していかなければならない。そのためにもレンタル店におけるBDの在庫拡張が急務。メーカーとしても再びユーザーがレンタル店に足を運ぶ作品を数多くリリースし、BDのクオリティを広くアピールしたい。
(全文は2012/6/13発行の「連合通信レコード速報」に掲載)