5月30日の大阪・梅田芸術劇場を皮切りに、ジョイントコンサート全国公演をスタートさせた、昭和を代表する2人のスター、八代亜紀(日本コロムビア)と小林旭(テイチクエンタテインメント)が、公演用に書き下ろされたデュエット楽曲「クレオパトラの夢」(詩・ちあき哲也、曲・鈴木キサブロー)を5月30日に両社より発売、14日には中野サンプラザで東京公演を開催、メドレーも含め全29曲、昼夜2回、満席の会場を沸かせた。
ツアータイトルは、NHK総合放送で93年から03年まで放送された、毎回2人の大物エンタテイナーが登場する歌番組名を冠した「ふたりのビッグショー」。「クレオパトラの夢」は、男と女の友情を歌ったムーディーな作品。ステージの最後に歌われる。
八代/小林の組み合わせは初めて。公演について「団塊の世代の方が多くて『元気が出ました、ありがとう』って言われる。それが今回のコンセプトなんです」と八代が説明。さらに八代は「旭さんは(映画全盛時の)大スターでヒット曲も飛ばし、そのあと、歌謡界大全盛になっても旭さんは大ヒット曲を飛ばされた。すごいです」、小林は「亜紀ちゃんも年代が変わる頃に代表選手として突っ走った」とエールの交歓を行った。
(全文は2012/6/18発行の「連合通信レコード速報」に掲載)