日本レコード協会(RIAJ)は18日、2010年5月度のレコード生産実績をまとめ、次のように発表した。
それによると、5月度(5月1日〜31日)のオーディオレコードと音楽ビデオを合計した「音楽ソフト」の月次実績は、久々に前年同月実績を上回った4月(数量109%・金額102%)から一転、再び前年同月実績を大きく下回る、数量で前年同月比88%の1781万枚・巻、金額で同86%の193億円にとどまった。
この内訳は、オーディオレコードが数量で同90%の1496万枚・巻、金額で同81%の159億円、音楽ビデオは数量で同76%の286万枚・巻、金額で同114%の35億円であった。
この結果、1〜5月累計実績は、音楽ソフトの累計実績が数量で前年同期比90%の9733万枚・巻、金額で同86%の1075億円。このうちオーディオレコードは数量で同93%の7917万枚・巻、金額で同86%の858億円、音楽ビデオは数量で同78%の1816万枚・巻、金額で同84%の217億円となり、音楽ソフトは数量で10%減、金額で14%もの減少という、非常に懸念される状況が続いている。
(全文は2010/6/21発行の「連合通信レコード速報」に掲載)