水森かおりが31日、徳間ジャパンコミュニケーションズより6月1日に発売された新曲「庄内平野 風の中」の舞台となった庄内地方を訪れ、様々な新曲発売イベントを行った。
水森は清々しい天候の中、歌詞の中にも登場する鳥海山を一望できる眺海の森で、記念樹の桜(ソメイヨシノ)の植樹を行った。また、酒田市総合文化センターでの歌唱イベントでは、約450名の観客を前に、「庄内平野 風の中」を含む5曲を歌唱。アンコールではアカペラで歌い、観客と期せずして大合唱となった。さらに、握手会を行って地元住民と触れ合い、鶴岡エスモールでも同様の歌唱キャンペーンを行い、盛況裡にイベントを終了した。
水森は、前作の「松島紀行」に続いて、「同じ東北が舞台の新曲、がんばります」と意気込みを語ると共に、震災の影響で2ヶ月遅れの発売になったことについては「私の中ではとても意味のある時間だった。いつもの作品とは違う特別な1曲になる気がする」と話す。また、前作の舞台となった宮城県の松島を訪れた時(5月上旬)、「皆さんが笑顔で迎えてくれて、大合唱し、逆にパワーをもらった」という。そこでは、「松島紀行」を笑顔で歌うことが県民の望みと言われ、東北全体が元気になるきっかけの作品になるよう、これからも歌っていきたいと語った。
(全文は2011/06/03発行の「連合通信レコード速報」に掲載)