日本レコード商業組合九州支部(村山芳和支部長)は20日、九州支部定時総会を福岡市博多区の八仙閣で、石井日レ商副理事長を来賓に迎え開催した。出席者は、組合員7名およびメーカー九日会10名。昨年度事業報告と収支決算報告、今年度(平成23年度)事業計画案と収支予算書の承認可決のほか、各議案が審議された。主な内容は次の通り。
村山支部長挨拶=経済効果を期待した九州新幹線全線開業の前日に、日本経済の根幹を揺るがす大震災が起きた。被災された多くの方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、被害を受けた組合員30店舗の、一日も早い復帰を祈る。我々の業界もパッケージ販売不振の中、新譜発売延期や物流の混乱もあり、大変厳しい状況が続いている。しかし、負けてはならない。業界が一体となって力を合わせ、この難局を乗り越えよう。
石井日レ商副理事長挨拶=被災された組合員各位に対し、この厳しい状況のなか予想以上の義援金の協力を賜り感謝申し申し上げる。支部長、組合長より直接お渡しできるよう準備を進めている。さて、昨年度は『背水の陣』の覚悟で臨んだが反省点もあった。今後も、前向きに取り組みたい。我々も、白分たちの経営姿勢を示し、メーカーと積極的に交渉しなければならないと思う。この災害で一段と厳しくなると思うが、パッケージビジネスの必要性を広く訴えかけ、今後の発展に繋げたい。
(全文は2011/06/01発行の「連合通信レコード速報」に掲載)