J・R・R・トールキンの傑作小説「ホビット(原題)」をピーター・ジャクソン監督が2部構成で映画化することになり、このほどニュージーランドのウェリントンでクランクインした。
「ホビット」はトールキンの原作「ロード・オブ・ザ・リング」で登場した中つ国(ミドル・アース)の60年前が舞台となっている。ジャクソン監督と彼の製作チームは「ロード・オブ・ザ・リング」を3部作として映画化し大ヒットさせ、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」は見事アカデミー賞に輝いた。
「ホビット」2部作は最先端のカメラと音響技術を駆使しデジタル3Dとして撮影される。撮影はウェリントンのストーン・ストリート・スタジオやニュージーランド周辺で行われている。出演はマーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ、ケン・スコット、グラハム・マクタビッシュ、他。製作総指揮はケン・カミンズとゼイン・ワイナー。
「ホビット」の2部作はニュー・ライン・マネージング・プロダクションと共に、ニュー・ライン・シネマとMGMが共同で製作。ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが世界配給の一部を手掛け、MGMが北米を除く世界市場における全てのテレビ放映権を保有する。これら2部作は2012年12月と2013年12月に各作品の日本を含む世界同時公開が予定されている。
(全文は2011/04/29発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)