正月気分も抜けて、2012年の映画興行が本格的にスタートした。昨年は東日本大震災の影響もあって全国的に観客が減少、興収もダウンした。京阪神も大震災の直接的は被害はなかったものの、作品の公開延期などが相次いで試練の年だった。また、大阪ステーションシティシネマのオープンという明るいニュースもあったが、その一方で梅田ピカデリー会館、ミニシアターとして人気のあった高槻セレクトシネマなどが閉館。今年に入って、関西で宣伝プロモーションを請け負っていた会社が営業不振のため業務を休止するなど、先行きに不安を残しての幕開けになった。
(全文は2012/1/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)