週末はまずまずの天気だった。「梅雨のすき間に郊外へ」という心境なのか、全国の映画興行は約2割のダウンになった。
そんななか、いま絶好調の東宝がこの週も新作を公開。人気アイドルAKB48の前田敦子が主演した「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が4日から始まった。ドラッカーの理論を高校野球に生かしたら?という内容だけに、経営に関心のあるサラリーマン層の姿もあったが、やはり10代から20代の男女が圧倒的。2日間でT梅田3、030人、469万円、Tなんば1、390人、192万円、T二条1、050人、137万円、OSミント820人、108万円。
一方、人気コミックを映画化した「パラダイス・キス」(ワーナー)も4日にスタート。北川景子、向井理といういまが旬のコンビ、テレビでのパブなどの効果もあって上々の滑り出し。高校生活をテーマにしているものの、客層は少し高く20代から30代の男女。大阪ステーション1、620人、242万円、梅田ブルク1、140人、164万円、なんばパークス1、200人、165万円、M京都1、440人、196万円、OSミント1、700人、237万円。
(全文は2011/06/08発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)