関西は26日に梅雨入り、週末は激しい風雨に見舞われたところもあった。郊外へ出かけるのを控えた人々が映画館へ出向いたのか、新番組などでにぎわいを見せた。
「大阪が独立する」という奇抜な設定で、大阪で大掛かりなロケーションを行った「プリンセストヨトミ」(東宝)が28日(土)から公開。T梅田5、630人、793万円、大阪ステーション2、670人、395万円、Tなんば4.910人、675万円、T二条2.270人、304万円、ミント神戸1、540人、206万円。同じく関西の"地元映画"の「阪急電車」(東宝)が兵庫を中心に盛り上がっているのに比べて、こちらは特に大阪が好調。関西のがんばり次第では全国で最終25億円に届くか。
「手塚治虫のブッダ・赤い砂漠よ美しく!」(東映)も28日(土)にスタート。梅田ブルク1、080人、121万円、大阪ステーション450人、59万円、なんばパークス550人、69万円、Tジョイ京都865人、102万円、ミント神戸285人、36万円、宗教を題材にしているだけに主なターゲットは年配層で悪天候に出足が鈍ったよう。しかし、ファミリーやアニメ・ファン、20代から40代のカップルと幅広い客層も来て今後に期待を持たせた。同じく28日(土)初日の「マイ・バック・ページ」(アスミック)は20代から30代が中心で、大阪ステーション700人、120万円、なんばパークス390人、63万円、M京都210人、299万円。
(全文は2011/06/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)