TBSテレビの石原俊爾社長は25日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、上期7週までの平均視聴率は、全日4位、ゴールデン、プライムが5位だが、去年の上期平均に比べると、いずれも数字は上がっている。ゴールデンとプライムは、1ポイント以上上昇している。特に日曜劇場「JIN―仁―」が非常に高い視聴率を続けているので、「JIN」の効果をTBS全体のイメージアップにつなげていきたいと考えている。また、「朝ズバッ!」や「ひるおび!」など帯番組も、このところ好調に数字を上げている。一方で、苦戦が続いている水曜日を中心にバラエティ番組の強化策を現場にお願いしているところだ。6月20日の週と27日の週に「ココロ元気ウィーク」を再び設定することにした。帯番組だけでなく、ゴールデン、プライムの番組でも、一層の企画強化を図りたいと考えている。震災や原発の取材体制だが、5月1日から、JNN三陸臨時支局を開設した。また福島第一原発の取材本部を長期的に置くことにした。第一原発情報カメラを常時設置、NEWS―iとYoutubeで24時間ライブ映像を配信している。今後も節目での特番編成はもちろん、様々な番組の中でも継続して震災や原発事故を取りあげ、復興・防災について、様々な観点から伝えていきたいと考えている。
(全文は2011/05/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)