連合通信ドットコム - 「一瞬一瞬、一日一日を一生懸命生きる」＝TBSテ石原社長・TBSラ加藤社長、入社式で挨拶

「一瞬一瞬、一日一日を一生懸命生きる」＝TBSテ石原社長・TBSラ加藤社長、入社式で挨拶

投稿日時： 04/04

　TBSテレビの石原俊爾社長、TBSラジオ&コミュニケーションズの加藤嘉一社長は1日の2011年度合同入社式で要旨次のように挨拶した。新入社員はTBSテレビ25名、TBSラジオ&コミュニケーションズ3名。

　▽石原俊爾社長=3月11日、地震が発生した直後から、貴方たちの先輩達は不眠不休で、津波情報や被害状況、そして原発事故を取材し情報を送り続けた。公共の電波を預かる報道機関として、その社会的な使命を果たす為に、社員の皆さんは懸命の努力を続けている。そして、今、全国や海外にも支援の輪が大きく拡がっている。このように放送事業というものは、非常に社会的に公共性の高い事業だ。皆さんも、今日からその社会的使命を背負う一員となったわけだから、こうしたことをしっかりと自覚していただきたいと思う。今回の大災害で、多くの国民の皆様が悲惨な状況に直面したが、一方で他人の痛みを共に感じ、人と人との絆の大事さを、改めて認識したのではないかと思う。TBSでは、早速「絆プロジェクト」をスタートさせ、被災された方々の心の傷を少しでも癒し、元気を出してもらえる番組の放送や、募金活動、そして、被災地にラジオを送ることなども始めている。折しもTBSは今年、創業60周年の大きな節目の年を迎えている。「人の心を大切にし、ものづくりの原点に立ち戻ろう」という活動をスタートさせているが、今回の「絆プロジェクト」もその一環だ。現場の皆さんが英知を結集し、視聴者の皆さんに共感していただける番組が放送されることを期待している。放送業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがある。日本経済そのものがかつての勢いを失い、広告費全体も徐々に減少し続けている。

（全文は2011/04/04発行の「連合通信放送映画速報」に掲載）

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