フジテレビの日枝久会長、豊田皓社長は28日の拡大局長会で、要旨次のように言及した。
▽日枝久会長=「世界文化賞」が無事終了した。フジテレビ、フジサンケイグループは社会貢献の一環で行ってきている。錚々たる受賞者、国際顧問がおられるが、海外の支局にいるスタッフの皆さんが一生懸命にやってくれており、そうした積み重ねが結果となっている。顧問の方々はフジサンケイグループをPRしていただき、「世界文化賞」は諸外国で大きな記事になっている。営利ではない、社会貢献の中で定着させることで良い影響を与えていると考える。人脈、賞の成果をいろんな意味で活用していくことが、フジテレビ、フジサンケイグループが国際社会で展開するうえで貴重になってくる。
平成中村座の大阪公演は大変な盛況ぶりだった。事業の頑張りによって素晴らしい舞台を提供、系列局に良い影響になる。
厳しい時代の中でどう努力するか、フジテレビはどうすべきか。一つになって柔軟性を持って、どうやって利益を出して生き残っていくかを皆で考えるいいチャンスだ。今年から来年にかけ、こうした変化の時期がチャンスである。このタイミングがチャンスだ。企業は人が作るもの。会社がどうなのか、どうすべきかをもっと議論すべきだし、それによって生まれる絆が非常に大事だ。
(全文は2010/10/29発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)