TBSテレビの石原俊爾社長は7日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、上期視聴率は14週が終わった時点で全日4位、ゴールデン5位、プライム5位という状況。金曜から日曜は比較的好調だが、月曜から木曜にかけて苦戦している番組が多く、1週間を通してみるとゴールデン・プライムは5位という厳し言い状況が続いている。今後視聴率が期待できない番組については10月を待たずに企画変更を現場にお願いしている。
一、第1四半期のネットタイムは、ワールドカップもあったが、レギュラーのマイナスをカバーするには至らず、残念ながら前年実績を下回る見込み。スポットは、東京地区投下量は前年比107%の見込みで伸びてきており、当社も徐々にシェアを回復してきているので前年実績を上回る見込みだ。7月から10月のタイムでは10月の世界バレーをはじめ、まずは固定収入であるネットタイムセールスの増収を図るべく作業に入っている。スポットの7月以降の東京地区投下量は、第1四半期ほど伸びないだろうという感じがするが、前年実績は上回ると見込んでいる。何とか前年実績を超える売上げを確保していきたいと考えている。夏サカスイベントとの連携など増収策を積極的に図っていくが、いずれにしてもスポット増収には視聴率向上が必須なので、今レギュラー番組の強化に努めているところ。
(全文は2010/7/9発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)