ニッポン放送の村山創太郎社長はじめ幹部は13日の記者会見で、現況と今後の対応につき要旨次のように語った。
▽村山創太郎社長=3月期決算は大震災の影響があったが収入は98・1%と頑張った。営業利益、経常利益は2期連続の赤字から、皆さんの力添えで黒字が達成でき、目標をクリアした。
4月はタイム、スポットとも厳しいスタートだったが、5月に入りタイム、イベント、物販売上げなど前年を上回り、利益を確保した。第1四半期は厳しいが、五輪連動、大型キャンペーンなど新しい動きがある。ラジオらしい、LFらしい企画性のあるもの、知恵を出すものが求められており、内外とのコミュニケーションを密にし、何が求められているか、アンテナを張ってますます対応する必要がある。
4月レーティングは単独2位の目標は達成した。取り組みは間違っていなかったことを示したが、SIUの低下は憂慮すべき状況だ。新しいリスナーへのアプローチ努力が足りない。各局とも中波の良さを垣根を越えてやっていこうと話し合っており、今迄以上に連動を強めたい。ラジオで人が動き、物が動くということを実証していく。
(全文は2012/6/15発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)