電通はクライアントのアジア地域におけるプロモーション領域のニーズに対応し、アジア地域での成長戦略を加速させるために、電通テックの子会社としてシンガポールに新たな営業拠点「プロモテック・プライベート・リミテッド」を11月に設立し、2012年1月から営業を開始する。
新会社の資本金は740万シンガポールドル(約4億8500万円)で、代表取締役社長は松川直電通テック取締役執行役員、従業員数は8名を予定している。
電通グループは、これまでアジア地域においては、中国・香港・台湾・韓国・シンガポールに本拠地を置く事業統括会社の「電通アジア」がカバーする東南アジア各国地域(タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・シンガポール・ベトナム)、さらにインドや中東においてクライアントの広告活動を支援してきたが、今後は新会社をその他アジア地域におけるプロモーション領域の中核に据え、電通アジアとの連携を図りながら各国地域に新会社の子会社を設立し、アジア全域で統合型サービスが提供できるような体制整備を進めていくとしている。
(全文は2011/10/26発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)