モルディブ共和国政府はモルディブ国営放送(MNBC)における地上デジタルテレビ放送方式の規格として日本方式(ISDB?T)の採用を決定し、19日午後モルディブ共和国を訪問中の森田高総務大臣政務官とワヒード観光芸術文化大臣が日本方式採用に係る共同声明に署名し公表した。
総務省は、関係省庁、放送事業者、メーカー等と連携しつつ、モルディブ政府関係者等に対し、地上デジタル放送日本方式の採用に向けた働きかけを継続して行ってきたが、日本方式がマルチチャンネルにより多くの番組が同時に送信できること、また、津波等の自然災害を多く抱えるモルディブにおいて緊急警報放送システムが有効であることが高く評価されたとしている。
総務省は今後、関係省庁及び関係機関と連携のうえ、モルディブにおける日本方式の普及及び円滑な導入に向けて、技術協力、人材育成等の支援を実施していく予定。
(全文は2011/10/21発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)