ワーナーミュージック・ジャパン（ＷＭＪ）の作品が好調なチャートアクションを見せている。
きゃりーぱみゅぱみゅの５thシングル「にんじゃりばんばん」（３月20日）の「着うた」が、レコチョク総合「着うた」チャートで、「つけまつける」「ファッションモンスター」を凌ぐ初日のダウンロード数を記録し、初登場１位獲得を獲得。さらにｉＴｕｎｅｓ着信音チャート、ｍｕｓｉｃ・ｊｐ、ＴＳＵＴＡＹＡプレミア、ＭＵＳＩＣＯなどでも軒並み１位となった。先週の海外ツアーの状況がＴＶ番組「情熱大陸」（ＭＢＳ／ＴＢＳ系）などでフォーカスされたことが追い風となった。
また、指田郁也（さしだふみや）の「花になれ」（12年６月13日）が、99位とはいえ発売後６ヶ月でオリコンに初めてチャートインするという、初動型のＣＤセールスが顕著な音楽業界の中ではきわめて異例な記録を作った。
なお、指田は大の鉄道マニアとして知られており、４月の５ヶ所（東・名・阪・札・仙）を廻るワンマンツアーでは、各地の駅弁会社の協力を得て作った駅弁が付くというライブチケットを販売する。また、自身初の鉄道ソング「上り電車」を３月13日に配信のみでリリースする
一方、洋楽では「ＳＰＲＩＮＧＲＯＯＶＥ ２０１３」での初来日が決まったインナの、ニューアルバム「パーティー・ネヴァー・エンズ」（３月20日）からのリードシングル「クレイジー・セクシー・ワイルド」（２月20日配信）がｉＴｕｎｅｓ（ダンス・トップソング・チャート、ダンス・トップミュージックビデオ・チャート、２月20日付）、およびレコチョク（「レコチョク洋楽・うた」、「レコチョク洋楽・フル」２月20日付デイリーチャート）で、昨年の日本デビューシングル「クラブ・ロッカー ｆｅａｔ. フロー・ライダー」と同様、配信同時に初登場１位を記録した。

ワーナーミュージック・ジャパン（ＷＭＪ）が名門アトランティック・レーベルを中心にジャズの名盤を１０００円（税込）で昨年４月から発売しているシリーズ「ジャズ・ベスト・コレクション１０００」が、20日発売の第６弾50タイトルで全300タイトルとなり、出荷数は48万枚を突破した。シリーズは今後も定期的に発売される
ＷＭＪは「"低価格"に加え、"すべて24ビット・リマスタリング"、"最新の解説付き"、"多数の初ＣＤ化"などがファンのまとめ買いを促している」と分析した。
シリーズ第６弾の主なアーティストは次の通り。▽モダン・ジャズ・カルテット▽チャールス・ミンガス▽ビル・エヴァンス▽デイヴ・ブルーベック▽レニー・トリスターノ▽ジョン・ルイス▽デイヴ・ペル・オクテット▽メリー・ルー・ウィリアムス＆バーバラ・キャロル▽ジョー・カストロ▽ハービー・マン▽デューク・エリントン▽クリス・コナー▽カーメン・マクレエ▽ペギー・リー
一方、あいざき進也のデビュー40周年記念11枚ＢＯＸ「ＦＯＲＥＶＥＲ ＳＨＩＮＹＡ〜コンプリート・アルバムズ＆プレミアムＤＶＤ ＢＯＸ １９７４―１９７９［10ＣＤ＆１ＤＶＤ ＢＯＸ］」（２月20日）の評判が良いという。同作品は「デビュー前の16歳のオーディション番組映像」が発掘されたため、特典映像として緊急収録が決定した。73年、ＮＥＴ（現テレビ朝日）のオーディション番組「スター・オン・ステージ あなたならＯＫ！」（企画制作＝渡辺プロダクション）の、３月と８月の名古屋地区映像、８月27日放送の「第一回グランドチャンピオン大会」での優勝映像が収録されている。
あいざきは74年、「気になる17才」でデビューし、トップ・アイドルとなった。プレミアムＤＶＤには、79年までのテレビ出演歌唱映像15番組（シングル曲15曲）も収録されている。

レコチョクは、"一緒にカラオケに行ったら盛り上がりそうなアーティスト"など、ユーザー投票による数種のランキングを発表した。
"一緒にカラオケに行ったら盛り上がりそうなアーティスト"は　「紅白でみせたような爆笑パフォーマンスを、個性的なメンバーと一緒に楽しみたい」と、ゴールデンボンバーが選ばれ、「ダンサブルな曲をパフォーマーと一緒に踊りながら盛り上がりたい」という票を集めたＥＸＩＬＥが続き、３位にはＡＫＢ48が入った。
ベストアルバム「Ｓｕｐｅｒ Ｂｅｓｔ Ｒｅｃｏｒｄｓ―１５th Ｃｅｌｅｂｒａｔｉｏｎ―」の発売を記念しておこなったＭＩＳＩＡ名曲ランキングでは、「壮大で美しいメロディと愛しい人への一心な愛情を綴った歌詞」と評価された「Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ」（00年10月、フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌）が１位に選ばれ、以下、デビュー曲の「つつみ込むように…」（98年２月）、「逢いたくていま」と続いた。レコチョクでは３月５日までの期間限定で、彼女のヒット曲の「着うたフル」をスペシャルプライスで配信している。
また、ユーザーが注目しているモデル出身もしくは現役モデルを対象とした"注目のモデル女性アーティスト"には、「女性を中心に、奇抜で個性的なファッションセンスと愛らしく親しみやすいキャラクター」が高い好感度を得て、きゃりーぱみゅぱみゅが１位を獲得、２位はＥ―ｇｉｒｌｓ、３位はローラに決定した。
さらに、"冬に聴きたいアーティスト"では「冬のラブバラードのイメージが強く、冬になると毎年聴きたくなる」との声が多く寄せられたＥＸＩＬＥが１位となり、２位には、スキー用品店のＣＭソングで90年代に大ヒットを連発した"冬の女王"広瀬香美が入り、３位には中島美嘉が続いた。

　ユニバーサル　ミュージック（ＵＭ）が昨年10月に発売、世界的規模で音楽配信も行った八代亜紀のジャズ・アルバム「夜のアルバム」のアナログ盤（ＬＰ盤）が20日、完全限定・税込３６００円で発売された。
　八代初の本格的ジャズ・アルバムとなった「夜のアルバム」は既報の通り、演歌歌手としてデビューする前のクラブシンガー時代に思いを馳せて、スタンダードナンバーをカバーしたもので、サウンドスキャンジャパン週間ＪＡＺＺチャート５週連続１位を獲得するなどロング・ヒットを続けている。今回のＬＰ盤は、そのヒットを受けて、プレミア感を一層強調したアルバムとして発売したもの。音質にこだわり、アートワークもＣＤのデザインをベースに、音楽プロデューサーの小西康陽氏のディレクションにより手が加えられている。薄紙ジャケットの採用、収録曲をカバー上に列記するなど、古き良き日本のＬＰを彷彿させる意匠は、レコード・コレクターとしても名高い小西氏ならではのもの。片岡義男氏によるエッセイも、もちろん収録されている。
　ちなみに、本来の所属会社である日本コロムビアも、歌謡曲シングル「追憶の面影橋／五月雨の道」（12月５日）に続いて、１月23日から配信を開始した「Ｍｒ・ＳＯＭＥＴＨＩＮＧ　ＢＬＵＥ〜Ａｋi'ｓ　Ｊａｚｚｙ　Ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ」と「八代亜紀と素敵な紳士の音楽会　ＬＩＶＥ ＩＮ　ＱＵＥＳＴ」の２アルバムを３月20日に発売。３月22日の東急シアターオーブ（渋谷）でのジャズ・ライヴに続いて、３月27日には本場ニューヨークのバードランドでジャズのライヴを行うことが決定している。

　トイズファクトリーが新たに設立した「Ｓｈｉｍａレーベル」の第１弾アーティストとなる沖縄の男性二人組"ＴＷＩＮ　ＣＲＯＳＳ"（ツインクロス）が４月24日、シングル「ただいま／ＮＡＭＩＤＡ」でメジャーデビューすることになった。
　ツインクロスは、沖縄独特の節回しで誰も聴いたことのないようなハートフルな歌声を聴かせるＤＡＮと、優しさのある独特なライムを刻むＴＯＳＨＩの二人が組んだヴォーカル＆ＭＣユニット。そのユニット名は、二人の声がクロスして一つの歌を創り出し、二人の歌とリスナーの気持ちがクロスする、という願いを込めて命名したもの。
　そのメジャーデビュー作となる「ただいま／ＮＡＭＩＤＡ」は、沖縄限定で発売され、ＵＳＥＮインディーズチャートでリリース後３週にわたって１位を獲得するなど、彼らの代表作の一曲「ただいま」と、デビュー作（インディーズ盤）に収録され、ライブでの鉄板曲となっている「ＮＡＭＩＤＡ」の新録音をカップリング。安室奈美恵やＪＵＪＵ、西野カナ等の楽曲を手掛け、彼らを「10年に一度の逸材」と高く評価するジェフ・ミヤハラ氏がプロデュースする、ダブルＡ面シングルが４月24日、満を持して発売される。