デビュー50周年の今年、２月20日に日本コロムビアから記念シングル「エリカの花の咲く頃に」を発売した都はるみが、65歳の誕生日となった22日、東京国際フォーラム・ホールＡで50周年記念コンサートを開催。心配されたノドの不安を押して登場し、全29曲のプログラムを無事完奏した。
　都はるみは２月３日の新潟公演の際、声の不調を訴え、６日に病院に行ったところ、急性咽頭炎及び気管支炎と診断され、翌７日に緊急入院。10日には退院し、通院しながら治療に専念してきた。そのため、22日のコンサートは実施できるかどうか、ぎりぎりの選択を強いられたが、本人の強い思いもあって開催に踏み切った。
　笑顔で登場した彼女は、第１部では作曲家・弦哲也さんのギター伴奏で新曲のＣＷ曲「たそがれの橋」、同じく岡千秋さんとのデュエットで「浪花恋しぐれ」、客席に降りて「あなたの隣りを歩きたい」などを熱唱。続く第２部でも「惚れちゃったんだョ」「はるみの三度笠」、さらにはゲストの五木ひろしと「ふたりの大阪」「ふたりのラブソング」の２曲をデュエット。ステージに雪が降り注ぐ感動的な演出で「おんなの海峡」「北の宿から」「夫婦坂」などはるみ節も全開。舟木一夫が花束を持ってお祝いに駆けつけ、「高校三年生」をデュエット。特大のバースデーケーキを前に、弦、岡、五木、舟木のゲスト４人の祝福を受けた。
　都は終演後、「こうやって最後まで歌うことが出来たのはファンやスタッフの皆さんのおかげ。１日も早く１００％の声が出せる"歌屋"に戻れるよう頑張ります」と話していた。

　テイチクエンタテインメントと北島音楽事務所は22日、今年デビュー10周年の北山たけしのバースデーライブを東京・浅草のコシダカシアターで開催。昼夜２回の同ライブには定員一杯の各１５０名、計３００名の熱心なファンが詰めかけ、39歳の誕生日（２月25日）にちなんで"サンキュー！ライブ"と銘打った同ライブを、北山は愛猫"てん"やファンと共に楽しんだ。
　このバースデーライブは、普段のコンサートや番組等では発表する機会のない自作曲（作詞作曲）などを交え、心ふれあう手作りライブとして昨年から行っているもので、今年は自身の10周年という節目を飾るライブイベントとして実施。北山が北島三郎に弟子入りした年に出会い、17年間にわたって家族の一員として過ごし、一昨年には地元・八王子の獣医師会などから表彰も受けた愛猫"てん"（オス18歳）と共に、ステージで39歳の誕生日を祝った。
　また、来年２月11日で創業80周年の節目を迎えるテイチクエンタテインメントが、その80周年記念事業の一環として今年４月から募集を開始する「テイチク80周年記念新人オーディション」の宣伝部長に、同70周年記念新人として10年前にデビューした北山たけしを任命。テイチクの石橋誠一社長が会場の北山を訪ね、記念オーディション宣伝部長の委任状と名刺を北山に手渡した。
　北山は、９月発売の最新曲「雨の裏町」をはじめ、シングル曲やアルバム収録曲に加え、自作の「この手を」や「信じた道を」などオリジナル８曲を含む全20曲を歌唱。ファンと共にバースデーケーキで誕生日を祝った。

　日本レコード協会（ＲＩＡＪ）は22日、２０１２年第４四半期（10月〜12月）の有料音楽配信売上実績をまとめ、当第４四半期と12年１年間の配信売上を発表。併せて、２０１３年１月度のレコード生産実績もまとめ、次のように発表した。
　まず、12年第４四半期の有料音楽配信売上実績は、インターネットダウンロードが数量で前年同期比１３５％の２２３５万ＤＬ（ダウンロード）、金額で同１６９％の57億円と大きく伸長したが、モバイルが数量で同60％の３９５９万ＤＬ、金額で同54％の
69億32百万円と引き続き大幅ダウン。その他を加えた第４四半期合計実績は、数量で同76％の６２７９万ＤＬ、金額で同79％の１３１億円に留まった。
　この結果、１〜12月累計の音楽配信年間売上は、総計で数量は前年比74％の２億７１８６万ＤＬ、金額で同75％の５４３億円と、前年の４分の３まで減少した。
　内訳は、インターネットダウンロードが数量で同１２６％の７７０９万ＤＬ、金額で同１４３％の１７９億87百万円と大幅伸長したものの、モバイルは数量で同63％の１億９２４６万ＤＬ、金額で同60％の３４７億83百万円と引き続き大きく前年実績を下回り、サブスクリプション等その他は、金額で同１４５％の15億28百万円となった。

６月にデビュー５周年を迎える、日本クラウンの三山ひろしが過日、東京・千代田区の科学技術館サイエンスホールで新曲「男のうそ」（12年11月７日）のＣＤ購入者対象のプレミアムイベントを行った。
新曲をはじめデビュー曲「人恋酒場」などオリジナル３曲と、昭和歌謡史に燦然と輝く名曲を集めたカバーアルバム「歌い継ぐ！昭和の流行歌?」の中から、三橋美智也の「達者でナ」、岡本敦郎の「高原列車は行くよ」など３曲を歌唱。その後、400人の中から男女３人ずつの来場者が参加した「男のうそ」のカラオケ大会を行った。

ユニバーサル ミュージックは、ＡＫＢ48グループ総監督である高橋みなみのソロデビュー曲「Ｊａｎｅ Ｄｏｅ」（関西テレビ／フジテレビ系、仲間由紀恵主演ドラマ「サキ」のオープニング曲）を４月３日にリリースすることを発表、併せて「Ｊａｎｅ　Ｄｏｅ」の世界観をイメージした、クールな表情のアーティスト写真も公開した。
"Ｊａｎｅ Ｄｏｅ"（読み＝ジェーン・ドー）とは身元不明や本名を伏せたい時に使用される女性の仮名。「Ｊａｎｅ Ｄｏｅ」は、何かが始まりそうな予感を突き破るような力強いリズムがユーザーの気持ちを掴むイントロで始まる、ドラマチックでエモーショナルな歌謡ロックテイストな楽曲。３種類のパッケージ形態が用意され、「Ｊａｎｅ Ｄｏｅ」とＣＷ曲（タイトル未定）に加えて、３曲目にはそれぞれ別楽曲とそのＭＶと別々の特典映像を収録したＤＶＤが付く。なお同曲の「着うた」の先行配信が20日から始まった。