日本レコード協会(RIAJ)は20日、2011年3月度のレコード生産実績をまとめ、次のように発表した。
それによると、3月度の生産実績(メーカー出荷実績)については、3月11日の東日本大震災による影響が多方面にわたって及ぶことから、相当大きな減産になると思われていたが、RIAJの集計では3月度(3月1日〜31日)はそれほど大きな影響はなく、音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)の生産実績は数量で前年同月比88%の1811万枚・巻、金額で同94%の222億円に収まった。
その内訳をみると、オーディオレコードは数量で同82%の1362万枚・巻、金額で同89%の158億円と予想通り2桁の減少となったが、音楽ビデオは数量で同111%の449万枚・巻、金額では同108%の64億円と好調に前年実績を上回っており、一見すると地震の影響はなかったような生産実績となった。
(全文は2011/4/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載)