日本コロムビアは、同社を代表する"コロちゃんパックシリーズ"を6日に8年ぶりにリニューアル発売した。
同シリーズのスタートは81年12月。同社がキッズマーケットに戦略的に投入する商材として、子供にとって魅力的なパッケージ形態や子供の目線に商品がならぶ店頭専用什器制作の検討を重ねるなど、1年近い準備期間をかけ、満を持して発売した。
家庭用VTRがまだ普及していなかった当時、ビジュアル(絵本)と音楽(カセット)という斬新な組み合わせが市場に受け入れられた。絵本を紙芝居やとび出す絵本にしたもの、カセットが2本になっているものなど派生商品も誕生し、ヒット作品が多数生まれた。リニューアルを繰り返しながら、現在まで30年、タイトル数1500以上、累計売上枚数は約1000万セットを数える、隠れた定番商品、ほぼ同社オンリー商材に成長している。
(全文は2011/04/13発行の「連合通信レコード速報」に掲載)