作・編曲家で音楽プロデューサーの千住明が自らの作品を指揮する「千住明 個展コンサート2011 with Orchestra]が3日、東京・赤坂のサントリーホール大ホールで開かれ、音楽を通じて被災者に祈りとエールが送られた。
今年で7年目を迎えた「千住明 個展コンサート」は、今年は東日本大震災の影響による状況を鑑み、コンサートを開催すべきかどうか関係者と協議を重ねた結果、予定通り公演を行うことになったもの。というのも、このコンサートに合わせてEMIミュージック・ジャパンから4月4日にリリースした新作アルバム「glee(グリー)」のブックレットに「楽器がなくても電気がなくても人々は歌い、誰もが参加することができる。共に喜び、悲しみ、楽しみ、祈り、心と呼吸を合わせる。だからこそ合唱曲は純粋である〜心を合わせて」と記しているように、まさに今、日本人の心がひとつになっている時にこそ、音楽を通じ、聴衆と共に被災者への祈りを捧げたい、という思いからコンサート開催に踏み切ったという。
(全文は2011/04/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)