ユニバーサル ミュージック グループ(本社米国、UMG)はこのほど、オランダ版の「The Voice of Holland」など世界的に注目されるアーティスト・オーディション番組の「The Voice of…」と提携し、番組に関連する音楽制作やプロモーションなどを世界各地で行うことになったと発表した。
これは、テレビ業界屈指の敏腕起業家として知られるジョン・デ・モル氏率いる番組制作会社タルパ・メディア・グループと締結したもので、「The Voice of Holland」などは、オランダ国内で放送される他のオーディション番組(THE X FactorやIdol、Popstar)を視聴率で遥かに凌ぐ成功を収めており、今春から米国内でもNBCで米国版「The Voice」がスタートする。
今回の提携は、UMGが、タルパ傘下のザ・ヴォイス・タレント・エージェンシーと連携し、各国の「The Voice of…」シリーズから発掘される新人の音楽制作とプロモーション等のアーティスト・サービスを世界各地で行うというもの。この提携について、北米以外の事業運営を統括するUMGインターナショナル(英国)COOのマックス・ホール氏は「番組が瞬く間に好視聴率を獲得したことは、音楽やテレビでまだまだ革新的な発想する余地があることを示している。このオーディション形式は世界中で支持されるであろうし、新しい才能を世界中に紹介するのがとても楽しみ」と語っている。
(全文は2011/01/26発行の「連合通信レコード速報」に掲載)