不正商品対策協議会(ACA)は、北海道警から沖縄県警まで23都道府県警察が、ファイル共有ソフトを通じた映画、音楽、アニメ、ゲーム、ビジネスソフトなどの著作権法違反事件について、今年1月11日から14日までの間、集中一斉取締りを実施し、全国で50箇所を捜索、18人を逮捕(14日午後2時現在)したことを明らかにした。
このうち、19府県の警察が取締りを行ったACA関連の事件は17件、この17件の被疑者は全員男性(25歳から58歳まで)で、ファイル共有ソフトは全員Shareを使ってアニメやコミック、音楽、映画(ドラマ)、ゲームソフトやビジネスソフトなどの著作権を侵害していた。
ちなみに、ファイル共有ソフトを利用した著作権法違反の一斉取締りは今回が2回目。前回は平成21年11月30日に行われ、全国で11人が逮捕され、それぞれに有罪判決が言い渡されている。今回、一斉取締りを行った警察は北海道警をはじめ、宮城、秋田、茨城、埼玉、千葉、警視庁(東京)、神奈川、富山、福井、山梨、愛知、京都、兵庫、島根、岡山、愛媛、高知、佐賀、宮崎、鹿児島、沖縄の23府県警察。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)、日本映画製作者連盟(MPAJ)、日本映像ソフト協会(JVA)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本国際映画著作権協会(JIMCA)、日本レコード協会(RIAJ)の6団体で組織するACAの各団体では、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対して、ファイルを削除するよう求める活動を行っている。
(全文は2011/01/19発行の「連合通信レコード速報」に掲載)