日本映像ソフト協会は6日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)で新年恒例の「JVA新年賀詞交歓会」を開催。約510名の業界関係者が集う中、高井英幸会長が要旨次のように挨拶した。
▽高井会長 2010年のビデオ業界は、ブルーレイの本格的な立ち上げの年となった。全体の売上げは2700億円の見込みで、ほぼ前年並みか、やや下回る見通しと引き続き厳しい状況にあるが、ブルーレイは2倍の市場に成長し、全体の2割を占めるに至っている。ハードの出荷も、DVDとブルーレイでは7割をブルーレイが占め、今年いよいよ地上波デジタル放送と共にブルーレイ再生機も一段と加速。それに伴ってソフトも一層拡大する見通しとなった。
この数年、当業界も低迷が続いたが、ようやくV字回復に向かうという期待ができる状況になってきた。この追い風に乗るだけでなく、ひとつひとつ丁寧に市場対応していく必要がある。昨年、映画界は3D映画が大ヒットし、ブルーレイ、3D、デジタル放送と、本当の意味での映像の21世紀が始まった。
(全文は2011/01/10発行の「連合通信レコード速報」に掲載)