日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2010年10月度のビデオソフト売上統計(速報値)をまとめ、次のように発表した。
10月度のビデオソフト月次総売上金額は、189億61百万円で前年同月比76・2%と大きく落ち込み、累計(1〜10月)金額も2073億2百万円となり、前年同期比95%と、前月(9月)から2ポイント後退した。
この要因は、DVDの「販売用」の落ち込みが大きく、83億99百万円で前年同月比55・2%と、今年に入ってから最も低い実績となった。前年同月には邦楽ビデオ作品の大ヒット作(嵐「5×10ALL the BEST!clips1999―2009」)があり、これに比較すると邦楽DVDの売上が対前年同月として低くなったこと。さらに「日本のアニメーション」や「洋画」といったジャンルでもBD(ブルーレイディスク)へのシフトが加速していることなどが理由に挙げられている。
(全文は2010/12/08発行の「連合通信レコード速報」に掲載)