今年デビュー18年目を迎えた上野さゆり(うえの音楽事務所所属)の新曲「さらばサハリン〜大桟橋(だいさんばし)」が完成。徳間ジャパンコミュニケーションズから12月8日にシングル発売されることになり、その披露を兼ねたマスコミ懇親会が1日夜、新宿・歌舞伎町の料理屋"かっぱ"で開かれ、全国キャンペーンをスタートした。
この「さらばサハリン〜大桟橋」は、上野にとっては初の池田充男作品。その年の日本作詩大賞を受賞した香西かおりの「最北航路」と同時期に、池田充男さんが書き下ろした詞に、元JCM社長で現在は作曲家活動(ペンネーム森山慎也)も行っている岡賢一さんが曲を付け、20年近く地道に歌手活動を続けてきた上野さゆりの勝負曲として今回、沖津安江作詞、伊藤雪彦作曲の「恋しき小樽」をカップリングしてシングル化したもの。楽曲の舞台は、日本最北端の宗谷岬に隣接する稚内の港。その港にかつてあったサハリン航路(稚泊航路)の大桟橋をテーマに、「第2の岸壁の母とも言える壮大な楽曲」が完成し、岡賢一さんの指名を得て、上野さゆりの新曲としてリリース。上野自身も「長年にわたるファンの皆さんの応援に応え、恩返しができる作品をいただいた」と、歌の舞台となった北海道はもとより、全国のファンに向けて、これまでになく積極的にプロモーション等にも取り組んでいくという。
(全文は2010/12/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)