トーマス・エジソンがフォノグラフを発明した1877年の12月6日にちなみ、日本オーディオ協会が日本レコード協会や日本音楽スタジオ協会等と協調して1994年に制定した「音の日」の公式行事が次のように決まった。
例年「音の日」には、音を通じて文化や生活に貢献した人を「音の匠」として顕彰しているが、第15回に当たる今年度は、活動弁士として伝統芸や活弁を継承し多彩な語り口で人々に感動を与えてきた澤登翠さんを顕彰することが決定。澤登さんの顕彰式と講演会が12月6日午後4時から5時45分まで、東京・湯島の東京ガーデンパレスの天空の間で開かれる。講演会では、澤登さんによる「瞼の母」と「ラジオ風景」と題した講演が予定されている。
また、同所(東京ガーデンパレス)では、同じく「音の日」の公式行事である「プロ音楽録音賞」の表彰式が午後3時30分から5時30分まで、高千穂の間で開催され、同所(高千穂の間)では午後6時から、音の匠ならびに日本プロ音楽録音賞の受賞者を囲む懇親パーティーが「音の日のつどい」として開かれる。
(全文は2010/12/01発行の「連合通信レコード速報」に掲載)