JASRACは「独自進化は問題か?新たなデジタル市場の開拓に向けた日本型の取り組み」と題したシンポジウムを11月18日(14時〜17時)、東京・有楽町マリオン11階の朝日ホールで開催する。
今回のシンポジウムの開催趣旨について、JASRACでは「世界のネットビジネスにおいて、市場支配力の強い米国を中心とするプラットフォーム企業が莫大な利潤を上げる一方、コンテンツを創り出す著作者やコンテンツホルダーからは価格決定権すら失われようとしている」ことから、「創造のサイクルを維持し、インターネット上でのコンテンツの流通を将来に向けて持続的に発展させるためには、流通を支配する巨大企業の力に左右されることなく、すべての関係者が納得のいくビジネスモデルを構築する必要がある」として、欧米には例のない環境が整いつつあるわが国の関係者が集い、「共通理解に基づく取り組みによる基盤整備を更に推し進め、ネット上での著作物利用に関する適正かつ効率的な権利処理システムを構築することが不可欠」との視点から、関係者が一堂に会し、「日本型の新たなデジタル市場の開拓の道を探ることを目的としたシンポジウム開催」に至ったもの。
(全文は2010/11/15発行の「連合通信レコード速報」に掲載)