日本コロムビアは10日、2011年3月期第2四半期連結累計期間(10年4月1日〜9月30日)の連結業績が次のように確定したと発表した。
それによると、当期の連結売上高は前年同期比2・2%減の81億68百万円と減収になったが、営業利益で4億81百万円(前年同期は1億32百万円の損失)と、06年3月期第2四半期以来の黒字となり、経常利益も4億77百万円(同1億49百万円の損失)、四半期純利益は4億77百万円(同3億56百万円の利益)を計上した。
当期は、J―POP作品(木村カエラ等)を中心とする配信の売上増加および特販事業における法人向音源許諾収入等が好調に推移したが、市販の大型作品が前年同期に比べて少なかったことに加え、製造販売受託事業および子会社クリエイティヴ・コア社の売上が減少したために若干の減収となった。一方、損益については、配信の売上増加や特販事業が好調に推移したこと、給与、報酬および経費等の削減努力を継続したことに加え、年金制度変更に伴う退職給付費用の減少も利益改善に寄与。前述のように営業利益で中間期としては5年ぶりに黒字化が実現した。
(全文は2010/11/12発行の「連合通信レコード速報」に掲載)