今年歌手生活58年目を迎えたペギー葉山(キングレコード)が23日、母校の青山学院で初めてコンサートを開催。今年1月27日の発売以来、3万枚を超えるロングヒットになっている「夜明けのメロディー」をはじめとして、数々のヒット曲に、またそれを生み出した多くのファンやスタッフへの感謝の気持ちを込め、「ありがとう〜ongaeshi(恩返し)〜」として学院内のガウチャー記念礼拝堂で開催した。
この「夜明けのメロディー」は、五木寛之作詞・弦哲也作曲(若草恵編曲)のNHKラジオ「ラジオ深夜便の歌」として作られ、今年1〜3月にオンエア。熟年世代への応援歌として大きな反響を呼び、1月27日にシングル発売。初回300枚からのスタートにもかかわらず、好セールスを続け、3万枚突破以降も着実にバックオーダーを重ねてロングヒットになっている。
このヒットに、ペギー自身もいつになく積極的に活動。今回はその一環として、戦後の混乱期に6年間学び、一人の女性として生きていく大きな支えとなった母校であり、その代表作の一つである「学生時代」の歌碑も建つ青山学院でコンサートを開催したもの。同校礼拝堂でこうしたコンサートが開かれること自体初めてであり、教会でコンサートを開くことも彼女のキャリアで初めて。初づくしのコンサートの中で、アンコールも含め全22曲、心を込めた歌声が礼拝堂に響いた。
(全文は2010/11/10発行の「連合通信レコード速報」に掲載)