日本コロムビアは、創立100周年の記念事業の一環としてJ―クラシックの強化を進めているが、ヴァイオリニストの花井悠希、ピアニストの長富彩に続く育成プロジェクト第3弾として、新しいクラシカル・ユニットを立ち上げることになり、その披露を兼ねたCDデビュー記念コンベンションを10月19日、東京・六本木のCAVERN CLUB(キャヴァンクラブ)で開催することになった。
新しいユニットは「1966カルテット」。ビートルズ来日の年をユニット名に冠した同ユニットは、みずみずしい感性を湛えた4人の若手演奏家が集結し、ジョン・レノンとポール・マッカートニーのツインボーカルを2台のヴァイオリンに、ジョージ・ハリソンとリンゴ・スターをピアノとチェロに置き換えて、ビートルズの珠玉のメロディに、クラシカルなアレンジで新たな生命を吹き込もうというもの。11月17日、ビートルズ・ナンバーを収めたアルバム「ノルウェーの森〜ザ・ビートルズ・クラシックス」でCDデビューする。
メンバーは、高嶋ちさ子率いる「12人のヴァイオリニスト」のメンバーとして知られる松浦梨沙、今年4月に100周年記念アーティストとしてソロデビューした花井悠希(はないゆき)の2人のヴァイオリニストと、花井悠希のデビューアルバムでも安定感のあるテクニックを披露したチェリストの林はるか、透明感のある音色と絶妙のグルーヴ感でポップスとクラシックの橋渡しを担うピアニスト、長篠央子(ながしのようこ)の4人。ビートルズゆかりのキャヴァンクラブで、その全貌を明らかにする。
(全文は2010/10/15発行の「連合通信レコード速報」に掲載)