EMIミュージック・ジャパンと長良プロダクションは27日、東京・渋谷のC.C.Lemon(CCレモン)ホールで、山川豊の「30周年記念コンサート〜歌い続けて30年 感謝を込めて〜」を開催。昼夜2回の公演とも中高年の山川ファンで満員となり、9月8日に発売した30周年記念シングル「我が娘(こ)へ/喜びの日に」など全27曲の山川豊の熱唱に、最後まで声援を送っていた。
山川は冒頭の挨拶で「実は私は雨男で、大きなイベントになればなるほど皆さんに迷惑をかけています」と会場を笑わせながら、兄・鳥羽一郎の「兄弟船」では「2人ともお袋を楽にさせたいと思って歌ってきたんです」とホロリとさせる場面もあり、オープニングから一曲一曲、心を込めた"歌"を披露。デビュー曲「函館本線」から、紅白初出場曲となった「ときめきワルツ」、代表曲とも言える「アメリカ橋」や「ニューヨーク物語り」、吉幾三に書いてもらったという新曲「我が娘へ」と「喜びの日に」(詞・水木れいじ)など熱唱。途中、長良プロの後輩、田川寿美(コロムビア)もお祝いに駆けつけ、二人で「終電何時?」をデュエット、田川は自身の新曲「北の港駅」も歌唱して山川の記念ステージに花を添えた。
(全文は2010/9/29発行の「連合通信レコード速報」に掲載)