ビクターエンタテインメントの子会社フライングドッグは、今年デビュー15周年となる声優歌手、坂本真綾(さかもとまあや)の15周年企画第4弾として、自身初となるカバーシングルを制作、10月20日に発売する。
坂本真綾は今年、3月31日にベスト盤を発売(オリコン初登場3位)すると共に日本武道館で記念コンサートを開催。これを第1弾として、5月には第2弾企画として菅野よう子と共に制作した「遣唐使船再現プロジェクト」のテーマソング「美しい人」を発表。第3弾として、8月11日に武道館ライブを収録した自身初のブルーレイ&DVDを発売。今回、15周年記念企画第4弾として初のカバーシングル発売が実現する運びとなった。
今回決まったカバーシングルは、山下達郎、荒井由実、加藤和彦といったジャパニーズ・ポップスの原点とも言えるニューミュージックの巨人たちの、誰もが一度は耳にしたことのある名曲3曲をカバーしたもので、山下達郎がシュガーベイブ時代の1975年に発表した「DOWN TOWN」(作詞・伊藤銀次)をはじめ、ユーミンの1974年の名曲「やさしさに包まれたなら」、さらにサトウ・ハチロー作詞、加藤和彦作曲のザ・フォーク・クルセイダーズの1968年の名曲「悲しくてやりきれない」の3曲を収録する。そのカバーに当たっては、「DOWN TOWN」は35人編成のビッグバンドスタイルで演奏。「やさしさに〜」は夏全開の爽快チューンで、また、「悲しくて〜」はジャズピアノトリオをバックに坂本が歌っている。
(全文は2010/9/24発行の「連合通信レコード速報」に掲載)